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そんな課題で大丈夫?提供している机上課題が認知症予防に効果がない理由を述べてみた!

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みなさまは、高齢者施設などで【認知症予防】と称して、【計算課題】【書字・朗読課題】【塗り絵】などが行われている場面を見た事はありますでしょうか?私は過去5~6か所の施設を見学などで訪れたことがありますが、それらの施設では概ねそれらの【課題】が実施されていた様に記憶しています。

 

 

当然ながら、現在勤務している施設でも、それらの課題は提供され利用者様が一生懸命に取り組んでおられます。では、それらの課題に取り組むことで本当に【認知症予防】は可能なのでしょうか?

 

 

結論から申し上げますと、ほとんどの場合『認知症に対して効果は期待出来ない!』と言えるでしょう。

 

 

【ほとんどの場合】としたのは、当たり前ですが、きちんと効果のある課題を提供している施設もあるからなのですが、もちろん私の施設の場合は、『全く効果がない』と断言しても差し支えないかと思います。

 

 

では、認知症に対しての効果の有無は何処で判断出来るのかと言うと、これは単純です。『対象となる人物に適した課題を提供しているか否か!』が答えとなります。

 

 

さらに言うならば、【適した課題か否か】を判断するためには【評価】が必要となります。私が見て来た多くの施設では、この【評価】が行われる事無く課題が提供されている状況でした。

 

 

認知症訓練のキモは、簡単に言ってしまうと『脳を活性化させる』ことにあります。【計算】や【音読】などの課題形式をとってはいますが、別に計算能力を向上させることや、漢字を読めるようになる事が目的な訳ではありません。必要となるのは『適度に悩み』『適度に考え』『適度に脳を働かせる』ことなのです。

 

 

しかし、多くの場合『月間デイ』などの介護系雑誌から、計算や塗り絵をプリントして、そのまま利用者様に提供しているだけである事がほとんどです。

 

 

例えば、マラソン選手が20m程度のウォーキングをしても、筋力の向上が見込めないのと同様に、連立方程式を易々と解いてしまう方に(1+1=)などの計算問題を提供しても脳が活性化する事はありませんし、歴史小説を読んでいる方に【童話】を音読させても意味はないのです。

 

 

私達リハビリに関わるものは、提供する運動や課題の内容もさることながら、それを提供した理由や根拠を重視します。もし、介護士さんやご家族様が施設に入所されている方で、「この課題やリハビリって本当に効果が有るの?」と疑問に感じる場合は、リハスタッフさんにエビデンス(根拠)を聞いてみると、もやもやが晴れてスッキリするかも知れませんので、非常にお勧めです。ではまた!

 

 

 

ABOUT ME
mofumofupapan
線維筋痛症に苦しむポンコツ業療法士!これまで学んだリハビリの知識と技術を活用し、社会復帰目指して奮闘中!もふもふした動物が大好きで、ハムスターとモルモットを扶養しています。もるもる協会入会済み!!
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