日記

施設で起こった困った話!『何故出来る⁉』認定調査での事件!!闘病日記~87日目~

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介護系の施設で勤務していると、利用者様の状態と介護度に大きなズレを感じる事は有りませんか?例えば、重度の認知症があり不穏や徘徊、異食行為などに加え生活動作も1人ではままならない利用者様が要介護2なのに、何でも1人で出来る利用者様が要介護4になっている状態です。

 

 

 

 

これには、前回の調査からの状態変化や調査時の問題などいくつかの理由が考えられるのですが、今回は認定調査で起こる困った問題をピックアップしてお話したいと思います。

 

 

 

 

 

まず認定調査とは?です。要介護・要支援認定の為に市町村が認定調査員を派遣し本人や家族に聞き取りを行うものです。聞き取りの内容は身体状況から日常生活動作まで多岐に渡ります。この調査の結果は、その後の要支援・介護認定や介護度に繋がっていくので利用者様やご家族様だけでなく、施設側にとっても結構重要なイベントなのです。

 

 

 

 

本来、このような調査は自然体で受ける事が望ましいのですが、ご家族様としてはより重い介護度が認定される事を希望し「何も出来ないふりをしろ」と利用者様に入れ知恵する事もしばしばです。

 

 

 

 

利用者様本人に入れ知恵するだけならまだしも、施設の職員にも「介護度が軽くなったら責任を取らせる」等と脅しを入れる方も稀にいらっしゃいます。施設としてはご家族様の気持ちは理解できるものの、嘘の情報を伝えるわけにはいかないので「~があれば出来る」や「出来るけど~に介助が必要」など条件を添えて意見を述べるくらいしか協力できません。

 

 

 

 

さて、そんな感じで色々な思惑が渦巻く認定調査ですが、この入れ知恵・・・認知症の無い方は現実を理解して演技をしたりするのですが、認知症を患っている方はどうでしょうか?

 

 

 

 

結果としては、基本状況に合わせた演技はほとんど出来ません。それどころか、逆に何故か認定調査の時だけしっかりしている!!といったことがあります。

 

 

 

 

施設で勤務している方は経験があるかも知れません。いつもはぼーっとしていて話し掛けても反応がなく、着替えもトイレも重度の介助を要するような利用者様が、外部の人が『話を聞き来た』時にだけ妙に元気になる現象!

 

 

 

 

この現象が認定調査の場では良く起こるのです。利用者様を前にご家族様や職員が調査員と「1人では何も出来なくて~」や「いつも~は全介助です」と話していると、それまでうな垂れて傾眠していた利用者様が突然覚醒し「そんなことはない!」と大きな声を発します。

 

 

 

 

それを皮切りに、これまで見た事も無い様なしっかりした顔つきになり「私は何でも出来ます!」「毎日~もしています」等々と発言し、挙句の果てにはスッと立ち上がったかと思うと居室内を歩き始める・・・こうなると、ご家族様も職員も大慌てです。

 

 

 

 

ただ、立ち上がりや歩行が出来ると言っても、能力や機能が回復しているわけでは無いので、ふらふら、よたよた今にも倒れそうな状態です。そのような状態にも拘らず、利用者様本人は何かをやり遂げたと言わんばかりの、凄くいい顔なのです。

 

 

 

 

そして、困った事にこの一時的な覚醒が、認定調査の結果に影響を与える事があるのです。特に頭の固い調査員や不慣れな調査員の場合に生じ易い印象なのですが、目の前で立って歩いた事実をもとに「これだけ歩けるのだからトイレには1人で行けますね」や「お風呂場でも軽介助で移動できますね」等と利用者様に声を掛けるのです。

 

 

 

 

そして利用者様は凄く元気に「ハイ!大丈夫です!!」と回答・・・

 

 

 

 

 

そして認定調査が終了すると、利用者様はいつものように傾眠状態に戻ってしまいます。全くもって何故なのか⁉こういった現象が起こる原因が私にはわかりません。

 

 

 

 

しかし、このような中途半端な覚醒の中でのやり取りの結果、介護量の多い利用者様の介護度が軽くなり、上手く立ち回った人の介護度は重くなるといった不都合が生まれてしまう事実はあるように感じています。

 

 

 

 

こういった問題が起こらないように、色々な対応は行われているのでしょうが、現場レベルではまだまだ検討する余地はあるのかなぁと言った感じです。今後、介護保険も認定を含め厳しくなっていくと思われます。我々も時代に合わせてサービスなどを考えていく必要があるようです。ではまた!

 

 

 

 

 

 

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mofumofupapan
線維筋痛症に苦しむポンコツ業療法士!これまで学んだリハビリの知識と技術を活用し、社会復帰目指して奮闘中!もふもふした動物が大好きで、ハムスターとモルモットを扶養しています。もるもる協会入会済み!!
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