闘病日記

施設であった困った話!『自分の部屋のように・・・』事件!!線維筋痛症OTの闘病日記~86日目~

Pocket

 

 

新人教育に関わらず、誰かに対して指導を行うという行為は非常にパワーを必要とします。通常業務の間を縫って何かを教えていく事は勿論ですが、受け持った新人さんや実習生さんの行動に対しても指導者が責任を持つ必要がある為です。

 

 

 

 

また、流れ作業の様に何も考えずに行っている業務に対しても、正しく目的や方法を伝えていかなければならない為、自分自身の業務態度や知識・技術などの振り返りも行う必要が出てきます。

 

 

 

 

特に私の場合は、指導した内容に誤りがなかったか?声のかけ方や伝え方に問題は無かったか?等は家に帰ってからも、思い出しながら悩んでしまうポイントです。この為、私は誰かに対して指導を行う事を好んではいないのですが、学生さんや新人さんの教育に携わる事で自身が効率よく成長出来る事も理解しているため悩ましい問題だと感じています。

 

 

 

 

しかし、ごくまれにトンデモナイ実習生さんや新人さんそして指導者さんが存在しています。今回は昔勤務していた施設で起こったトンデモ実習について少しお話したいと思います。

 

 

 

 

 

その施設は、90床ほどの老人保健施設でした。介護職員の入れ替わりが頻繁に行われており、最長でも4年程の経験者が居る程度でした。常日頃から介護職員の知識不足や技術不足については問題視されていましたが、これと言って有効な対策は実施されていませんでした。

 

 

 

 

 

そんな施設ですから、職員の数は施設基準ギリギリで何時でも求人が出ている状態・・・しかし、地域での評判もよろしくない為、戦力になりそうな職員はやって来ない・・・思い悩んだ経営陣が考えたのが、実習生の受け入れ拡大でした。

 

 

 

 

 

それまではニチイなどと協力して、ヘルパー資格に必要な実習を行うのみでしたが、専門学校からの実習を沢山受け入れて、そのまま職場に勧誘してしまおうと考えたようでした。その頃、丁度地元の専門学校では実習の受け入れ先が見つからず困っていたらしく、この計画は非常に順調に進んでいきました。

 

 

 

 

そして、実習生さんがやってきます。

 

 

 

 

やってきたのは、現役バリバリの若々しい実習生さんでした。他部署の私から見ても身だしなみ、礼儀がしっかりしており、何よりも実習に対して非常に意欲的でした。

 

 

 

 

反対に施設側から指導者として選ばれたのは、入職して3年程の男性職員でした。選出の基準は【若いから学生の気持ちが分かるであろう】の一点のみで、教育担当としての経験などは一切ありません。ちなみに日頃から勤務態度に難ありの職員でした。

 

 

 

 

 

私達は一抹の不安を抱えていましたが、施設の決定には逆らえず遠目に実習の様子を見守る事になりました。

 

 

 

 

そしてある時事件が起こります。それは利用者様の居室の掃除を行っている時の事でした。私はこの時、居室でリハビリ業務を行っていたのですが・・・教育担当者は実習生さんに作業内容などを説明をする事無く、昨夜見たドラマの話や休みの日の過ごし方などを一方的に喋りながら掃除を進めていました。

 

 

 

 

 

そして一通りの作業を終えた後に、実習生から指導者への質問がありました。その様子は以下の通りです。

 

 

 

 

 

実:「利用者様の居室を掃除する時に、注意する事や効率的な方法はありますか?」

 

 

 

 

指:しばらく考えたのち「自分の部屋のつもりで掃除する感じ!!」

 

 

 

 

・・・言いたいことは分からなくは無いです。しかし、実習生さんは笑顔のまま固まっています。恐らく質問の意図とはあまりにもかけ離れた回答が返ってきたからでしょう。指導者の方は何事も無かったかのように次の作業に移ろうとしていました。

 

 

 

 

 

私は「これはまずいかも」と思い、割って入るか否かを悩んでいたのですが、私と同じように、ひっそりと現場を見ていたらしい看護主任さんが飛び込んでいきました。そして実習生さんに居室の掃除の際には・・・

 

 

 

〇シーツの汚れはないかを確認する。

 

 

〇埃やごみが落ちていないか?薬や食べ物が持ち込まれていないかを確認する。

 

 

〇ナースコールは接続されているかを確認する。

 

 

〇手すりや自助具などの設備は正しく機能しているか確認する。

 

 

 

等々、ただ掃除をするだけでなく、利用者様の安全や健康状態に関わる内容についても確認する事を説明していました。

 

 

 

 

この教育担当の介護士さんは、これ以降にも色々と問題を起こしてしまうのですが・・・私の在籍中に彼の意識が変わる事はありませんでした。

 

 

 

 

この様な体験から、教育担当には最低限の知識と技術が必要になる事実を学ばせて頂く事が出来ました。やはり日々の業務を何となくこなすのでは無く、目的と意味をしっかりと考えながら行う必要があると思うのでした。

 

 

 

 

・・・「自分の部屋の様に」・・・自分の部屋を掃除しない人はどうするのでしょうね?ではまた!

 

 

ABOUT ME
mofumofupapan
線維筋痛症を発症した作業療法士の中年男。これまで学んだリハビリの知識と技術を活用し、社会復帰目指して奮闘中!もふもふした動物が大好きで、ハムスターとモルモットを扶養しています。もるもる協会入会済み!! こちらも( `・∀・´)ノヨロシク https://ameblo.jp/mofumofupapan
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。