日記

線維筋痛症OTの復職・闘病日記~59日目~<絶対神話!!>

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絶対神話・・・簡単に説明するならば、『その対象<人、モノ、現象など>を信じていれば我々は大丈夫!』といった絶対的な価値観となるのでしょうか?

 

 

 

 

この信仰にも近い思想は、普通に生活をしていても色々なところで目にしますが、私の場合は、OTとして介護業界で働き始めてから面白おかしい【絶対神話】に遭遇する事が増えてきたように感じています。

 

 

 

 

今回はその中でも私が大きな衝撃を受けた【絶対神話】の一部をご紹介してみたいと思います。




 

【来客用ソファー絶対神話】



これは、私が昔に勤務した施設で信仰されていた神話です。その施設では利用者様は日中、車椅子に乗せられてテレビの前に固めて配置されていました。






その車椅子は普通タイプのもので長時間座っていると、利用者様はお尻や腰が痛くなってきます。そこから更に時間が経過するとテレビの前は罵声や暴言が飛び交う戦場と化してしまうのです。






これが毎日繰り返されるので、どの職員さんも死んだ魚のような眼をして日々の業務に取り組んでいました。ところがある時とても素晴らしい発見がもたらされたのです。






それが、どこにでもあるような来客用のソファー!!切っ掛けは何だったのか思い出す事が出来ないのですが、これに座った利用者様は暴言を吐くことを止め穏やかになるのです。




・・・理由は簡単です。車椅子に乗せられて、狭い空間に長時間無理やり詰め込まれている状態から解放される上に、ソファーは座り心地も良く姿勢を崩して眠ることも出来るからです。




ただ、当時はそういった理由は考慮されることは無く、【利用者様をソファーに座らせれば、大人しくなる!】事実だけが一人歩きし始めたのです。




結果として施設内の至る所にソファーが設置され、利用者様が【ぐでたま】の様にだらーんとしている姿があちらこちらで見られるようになり、何かトラブルがあれば職員が「ソファーに座らせて!!」と大声で叫ぶ姿も見られるようになりました。




・・・個人的には、利用者様を時間ごとに居室に戻して、横になって頂けば良いのではないかと思ったものです。




【クッション設置神話】



これは、老人介護の現場で働いていると、見かける機会があるかもしれません。利用者様の体が右や左に傾いて姿勢が崩れている場面を目にしたことはないでしょうか?みなさまはそのような時どの様に対応していますでしょうか?




私は【お尻を引く】【お尻の位置を調整する】などでしょうか・・・何だか【お尻調整絶対神話】の信者みたいですね。あ、当然声掛けをして姿勢修正を促すこともしますよ?




さて、【クッション設置絶対神話】についてですが、これも簡単!体が傾いている方向にクッションを差し込むだけ!!・・・当然ですが体は傾いたままで、姿勢は修正出来ません。当然ですよね?枕より少し大きい程度の普通のクッションなんですから(;´・ω・)




にも拘わらず、実行した本人はもの凄く良い顔で、やり切った感をバリバリに醸し出してます。どういった訳かこれが毎日のように繰り返されているのですが・・・(;´・ω・)ドウシタモノカナ!?




他にも、褥瘡が出来た利用者様のお尻にクッションを敷いているのですが・・・先日Ns.さんがやって来て一言「○○さんの褥瘡が何か月経っても良くならないんです~。褥瘡用のクッションも敷いているのに!」と仰いました。




これは、私に何とかしろと言う事なのでしょうか?・・・「えーと、○○さんのお尻に敷いているの・・・多分100均の座布団ですよ?」





やはり【クッション設置絶対神話】もなかなかに強烈な信者が揃っている様子!!私が思うに、例え除圧クッションを設置していたとしても、1日10時間以上座りっぱなしな状態では褥瘡は改善していかないかと思います。




これについては、リハ職のみではなく、介護士さんにも話をして全職種で日中の利用者様の過ごし方を検討した方が良い様に感じています。それか、時間ごとに除圧してあげるとか・・・取り敢えず、クッションは万能ではありません(ノД`)・゜・。




【安静臥床絶対神話】



これは説明不要かと思うのですが・・・。内容としては、大昔のように【怪我も病気も安静にして横になっておけば良くなる】との考えのもと、利用者様を寝かせきりにしておくものです。



この神話を実際に目撃した時には、非常に大きな衝撃を受けたものです。骨折や脳梗塞ですら、早期離床を促して行くこのご時世に、良くぞ長期間の【安静臥床】などという考えを実践する施設が生き残っていたものだと”(-“”-)”





これはその施設のTOPに、古い考えから脱却出来ていないお医者さんと看護師さんがいた事が原因で信仰されていたもので、TOPの入れ替わり後は綺麗に消えてなくなりました。






ただ、全力で探せばまだ何処かの病院や施設で、この【神話】が生き残っている可能性は否定しきれない事も事実です。






何故なら、今でも【最近血圧が高めなので横になっていてもらおう】【夜間転倒したから居室で安静にしていてもらおう】等々が切っ掛けとなり、いつの間にか長期臥床になっている状況を目にする事があるからです。





長期臥床は廃用症候群のもとになります。そして廃用症候群を起こしてしまうと元の状態まで回復させるのは、手間と時間が掛かります。・・・利用者様の健康に配慮しつつも、安易に安静臥床を選択しないように心掛けたいものです。





 

 

 

以上が私が体験した【絶対神話】の一部でした。みなさまが体験した事のあるものはありましたでしょうか?

 

 

 

 

もし、これまで【絶対神話】に興味を持たずに過ごされてきたのであれば、何故か根拠もなく信じられているものを探してみては如何でしょう?意外とツボにハマって生活に潤いがもたらされるかも知れませんよ?ではまた。

 

 

 

ABOUT ME
mofumofupapan
線維筋痛症に苦しむポンコツ業療法士!これまで学んだリハビリの知識と技術を活用し、社会復帰目指して奮闘中!もふもふした動物が大好きで、ハムスターとモルモットを扶養しています。もるもる協会入会済み!!
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